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[練馬人図鑑・補足]練馬区武蔵大学特別履修生


大学入学式

出演させていただいた練馬人図鑑が昨年YouTubeで公開されたので、番組内でお話ししたことの補足をこちらでぼちぼち書いています。

今回は2つ目のテーマの流れでお話しした練馬区武蔵大学特別履修生での経験について。


練馬区武蔵大学特別履修生とは


この制度は“「長期間、より専門的な勉強をしたい」という練馬区民の要望により、武蔵大学と練馬区が協力し、高度で専門的かつ体系的な学習機会を提供する制度”(武蔵大学HPより引用)で、1年間、前期後期で1科目ずつ履修することができます。


ボランティア経験などの条件があり、志望動機も添えて申請し、審査されます。


最初は不安だった社会学科。実は第二希望でした。


私が受けることになったのは、前期は活字メディアの社会学~出版研究、後期はコミュニケーション理論で、どちらも社会学科。


申請時に第三希望まで書く欄があって、実はこのふたつは第二希望でした。というのは、番組でもお話しした通り、現役大学生の中に入ってついていけるのかちょっと不安であったのと、仕事があるので時間的に課題をこなすのが大変なのではないか、と思ったため。


第一希望は人文系。なぜそちらがダメだったのかはわからないのですが、第二希望にしていただいてラッキーでした。まさに大学でしか受けられない経験ができたと思うからです。


経験とリンクする社会学は、社会人に向いているかも…


いざ前期が始まってみると、不安はすぐになくなりました。小林綾子さんがおっしゃっていたように、今までの経験や肌で感じていたことが授業で出てくるので、とても理解しやすいのです。


特に活字メディアの社会学は「出版研究」と副題があるように、出版絡みの話がメイン。私も出版系の仕事は経験してきて身近な存在なので、毎回、あーこれはこういうことだったのか、こうつながるのか、と納得度が高く、話題に出てくる社会の動きも自ら経験していることが多い。実感として知っている事象を俯瞰から見つめ直すような授業でした。


たぶん、若い学生さんが新しい情報・知識として聞いているのとは違う景色が見えていたのではないかと思います。


「活字メディア~」で毎週出される授業課題は自分なりの考えをまとめるものが多く、これが非常に面白くて毎回の楽しみでもありました。私の時折少々ひねくれた解答にもコメントを返していただいたり。メールなんてない私の学生時代はほぼ授業を受けるだけだったので、そんな双方向のやりとりもとても新鮮でした。


担当の小田桐先生はジャーナリストなので、メディアについての知識だけでなく、文章の書き方やまとめ方なども指導してくださいました。私も目安と言われた文字数ぴったりにパズルのように収めたりと、書くこと自体も楽しみました。とても贅沢で、授業というよりはもはやエンタメの域。


番組放映後に始まった後期のコミュニケーション理論では、人類のコミュニケーションの歴史から紐解き、言語習慣が思考に及ぼす影響に関する仮説や検証、異文化コミュニケーション、人と動物との比較などを学びました。こちらは自分が今まで考えていたのとは違う観点で、やはり今まで疑問に思ってきたことや、長年抱いてきた違和感などの答えの一端を見つけたような気がして、前期とはまた違う意味で、とても興味深くエキサイティングな内容でした。

日本語についての考察は私にとっては結構インパクトがあり、俄然興味も湧いてきました。


期間限定の大学生は今までにない学び体験でした。


最後のレポートも提出し、これで大学生体験は終わりになりますが、充実した一年となりました。大学って本当に面白いところなんですね! 面白いだけでなく、仕事にもプライベートにも通じる見方や知識に触れられ、役にも立ってくれそうです。


また、全体を通して、ひとつひとつのコマの内容、前期と後期の授業、さらに今までの経験までどんどんつながる面白さもあり、ここ数年続けてきた実務的な資格取得の勉強とは全く違うダイナミックさを感じました。


若い頃にはなかった「情報はすべてPCから」というシステムも新鮮。今の学校ってこんな感じなんだなあ、と感心すると同時に、時期的に対面授業、オンライン授業、両方を体験して、この状況での大変さも想像できました。


クリエイティブ、アウトプットにはインプットも必要とはよく言われることですが、これを機会に今までとは違うステージの学びにもチャレンジしていきたいと思っています。



参考書「テレビは原発事故をどう報道したか」小田桐誠著(秀和システム) /「コミュニケーション学への招待」橋元良明編著(大修館書店)
前期・後期の参考書

*申込受付期間が短めです。ご興味ある方は区のお知らせにご注意を!

(昨年は2月に発表されて受付は3月初旬の5日間でした)