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そのチラシ、誰にどこで配りますか?〜制作発注入門編(2)



昨年からいくつかの展示会に出展して、制作に今まであまり関わりのなかった方からご質問を受けることも多くなりました。詳しくお話ししようとするとケースバイケースなのですが、最近、“デザイナーに仕事を依頼するのが意外と敷居が高い”とか、“制作過程がよくわからなくて不安を感じる方も多い”ということをうかがいました。レスカルゴでは慣れていらっしゃらない方にはその都度ご説明していますが、このブログでも何回かに渡って大まかな話をしてみたいと思っています。前回の見積の話に続いて、今回は案件がスタートする最初のお話を少し。 最初の打ち合わせの際には、制作物の概要をもう一度、具体的に確認しながらうかがうことになります。また、必要な資料や使用できる素材をご用意いただきます。素材などのお話はまた改めてご説明するとして、これ以外に制作者側が最初に確認しておきたいことがあります。 つくる目的は言うまでもないですが、

その制作物をどこで(どのくらいの範囲で)、

誰に向けて、

どのように配布するか、ということ。 見積に関わってくる場合もあるので、レスカルゴではたいてい正式なご依頼の前にざっくりうかがうところですが、事前にここをまとめておいていただくと、話も早くすすみますし、なにか迷った時にここに立ち返れば答えが出ることもあります。逆にここがわからないと、制作側も手探りの部分が出て、無駄な行程や作業が増えてしまうことになりかねません。 同じことを訴求するとしても、この条件によって入れる内容や詳しさ、伝える言葉や扱い方が変わってきます。

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わかりやすいところで、例えばイベント告知の際の「会場」の記載。 イベント告知であれば「場所」の記載が必要ですが、対象者がすでに場所を熟知している場合、例えば店舗を会場とするイベントで常連の方を対象として配るチラシであれば、会場名のみ入れておけば良いでしょう。それが常連の方にプラスして、お友達も来てほしいのであれば、少しニュアンスが変わってきます。

広範囲に配布して、新しい人にたくさん来てほしい場合は地図があるとわかりやすくなりますし、わかりにくい場所なら他を多少犠牲にしてでも地図までしっかり入れたほうが良いでしょう。 その地図も、若い人が対象のイベントであれば、スマホを頼りにすることも想定して簡略化したものや言葉での大まかな説明でも良いかもしれませんが、高齢者対象であれば他の要素を削ったとしても、大きめの文字の見やすい地図が親切です。会場が郊外であれば、路線などの情報や車で来る際のガイドも加えたほうが良いかもしれません。他の告知ツールがあれば、そこで補完できることもあるでしょう。 これが告知ではなく当日会場で配るものであれば、基本情報として住所を入れることはあっても、イベントの場所としての地図は不要になります。

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あたりまえなこと、と思われるかもしれませんが、あまりはっきりしていない場合も意外と多いのです。また、ターゲットや配布方法は1つでない場合も当然ありますが、あまり欲張り過ぎてしまうと、ゴチャゴチャしたり、中途半端でうまく伝わらないものになってしまうことも。印刷物の場合は特にスペースが限られていますので、何かを入れたり大きくしたりすると、当然、他のものが小さくなったり、削られたりします。

書き出してみて、どの層やシチュエーションが一番優先されるべきものか、または対等に考えなくてはいけないのかなど、整理しておくと良いと思います。

制作発注に慣れていないと、入れるべき内容を厳選して用意するのは少し難しいかもしれません。その制作物をつくる目的と、どこで(どのくらいの範囲で)、誰に、どのように配布するかということを明確にして、資料や素材とともに、ご相談いただければと思います。場合によっては、それはチラシでなくて、パンフレットのほうが良いのでは、など別のツールのご提案もあるかもしれません。 次回は資料の話を少ししてみたいと思います。 ----- 違う考え方のデザイナーももちろんいると思いますので、詳しくはご希望のデザイナーや制作会社に個々にお尋ねになってみてください。ご依頼の際に少しでも参考になれば幸いです。レスカルゴではこういったところからヒアリングして、ご提案できるスタイルを取っています。 今後もこんな感じで、少しずつお話ししていこうと思いますので、良かったらまたご覧になってください。ブログ更新はFacebookページでもお知らせしています。 ●レスカルゴデザインオフィス Facebookページ (いいね!を押していただくと、更新情報をタイムラインでご覧いただけます) ----- [関連記事] ●制作料金=サイズ(面積)ではないというお話  

資料をご用意いただく時のちょっとしたヒント。素材は早めにご用意を。使用できる(はずの)素材→実は使えないことも多いのです。

デザイナーに直しを言いにくい!? →言っていただかないと困ります。

デザイナー(制作会社)に直しを入れる時のコツをひとつ。あなたの見ている色とデザイナーの見ている色は違うかもしれません

#レスカルゴ #制作ご依頼時のお話入門編

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