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制作料金=サイズ(面積)ではないというお話〜制作発注入門編(1)



昨年からいくつかの展示会に出展して、制作に今まであまり関わりのなかった方からご質問を受けることも多くなりました。詳しくお話ししようとするとケースバイケースなのですが、最近、“デザイナーに仕事を依頼するのが意外と敷居が高い”とか、“制作過程がよくわからなくて不安を感じる方も多い”ということをうかがいました。レスカルゴでは慣れていらっしゃらない方にはその都度ご説明していますが、このブログでも何回かに渡って少しずつ大まかな話をしてみたいと思います。 まずは御見積の話から。パンフレットやチラシ、ポスターの制作を依頼したい、と思った時に、最初に気になるのが制作料金ではないでしょうか。 で、初対面の方から時々、いきなり聞かれるのがこの質問。 「(例えば)A4サイズでいくらかかるの?」 答えは残念ながら「わかりません」となります。あまりにざっくりしすぎた質問で答えようがないのです(少なくともレスカルゴの場合は)。 これは例えば、建築家や建設会社に「このくらいの面積の土地があるんだけど、いくらかかるの」と言っているようなもので、そこに建てるのが商業ビルなのか、一軒家なのか、マンションなのか、地上何階か、地下はあるのか、部屋はいくつなのか、どういう設備をつけるのか、外観はどうするのか、庭はあるのか、そもそも設計だけを頼みたいのか、施工まで含めてなのか、などなどなどなど、わからなければ答えようがないのと一緒なのです(わかっても即答できるかどうか建築家ではないのでわかりませんが、前述の質問を投げかける方はなぜか即答を求めます)。 デザイナーに「デザインを頼みたい」とおっしゃる時でも、制作物を構成する要素はデザインだけではありません。目的や用途、状況によってはデザイン以前にかなり幅の広い提案が必要な場合もあります。ほとんどのツールに入るコピー(キャッチコピーや本文などの文章)も内容によっては取材が必要な場合もあります。ビジュアル要素としてイラストや写真の他、図や表、グラフが必要になってくることもあります。

その中の例えば写真ひとつとっても、印刷物に使えるようなクオリティで使用が可能な写真が既にある場合、撮影が必要な場合、レンタル写真を条件付きで使用する場合、購入する場合、などなど様々で、すべて費用が変わってきます。 もちろん面積も見積に影響します。ただ、これも少し曲者で、例えばA4の両面ぺら(折りのないもの)に比べて、総面積は同じでもA4を三つ折りにしたタイプは構成が複雑になります。ページもののような体裁になり、情報量や要素も多くなり、制作課程も多めになります。 大まかなところだけをお話ししても、サイズだけではわからないことがこれだけあります。そこで見積をつくるにあたっても、ざっくりとした内容やご希望、状況、条件などをうかがう必要があります。ここを省いてすすめてしまうと、あとからトラブルになったり、最初の見積になかった追加項目が新たに出てくる可能性も大きくなってしまいます。 制作会社やデザイナーに制作見積を依頼される場合は、以上のことを頭においておいていただいて、概要に加えて、もし同じようなサンプルや、以前つくったものなどをお持ちであれば資料として提示されると、より正確に伝わると思います。

また、最初からここまでというご予算がある時は、先にだいたいの範囲を伝えておくと、制作側から現実的にその範囲でできるものや方法、条件などを提案できますし、万一、実現不可能な予算だった場合、お問い合わせ時に伝えていただくことで、お互いに無駄になってしまうやりとりの時間を節約できることも。「この予算で頼めるかな?」とご心配な場合は、XXXXX〜XXXXX円くらいで考えているのだけど可能かどうか、など、ざっくばらんにお尋ねになってみることをおすすめします。

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違う考え方のデザイナーももちろんいると思いますので、詳しくはご希望のデザイナーや制作会社に個々にお尋ねになってみてください。ご依頼の際に少しでも参考になれば幸いです。

今後もこんな感じで、少しずつお話ししていこうと思いますので、良かったらまたご覧になってください。ブログ更新はFacebookページでもお知らせしています。

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資料をご用意いただく時のちょっとしたヒント。

素材は早めにご用意を。使用できる(はずの)素材→実は使えないことも多いのです。デザイナーに直しを言いにくい!? →言っていただかないと困ります。デザイナー(制作会社)に直しを入れる時のコツをひとつ。

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#レスカルゴ #制作ご依頼時のお話入門編

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