昨日流れたとしまえん閉園のニュース。
しばらく前から公園になるという話はありましたが、ここ1〜2年で夏の花火が復活したり、幼児向けの新しい施設ができたりして、閉園はなくなったのかと思っていました。
この報道を受けて、練馬区内の私の周りでもしみじみと思い出に浸る人がちらほら。私自身は練馬出身ではないので、遊びに行った記憶は高校生くらいの時。子供の頃の思い出と結びついているのは、もっぱらよみうりランドなどの神奈川寄り。
それよりも職業的に一番に思い出すのが、当時出稿のたびに世間の話題をさらっていた「史上最低の遊園地」などの広告です。
広告がとても元気な時代。
私もその頃、デザイン事務所で他の遊園地の広告を担当していたこともあって、あそこまで振り切ってつくれるのってすごいなあ、といつも気になって見ていました。デートスポットとして遊園地の人気が盛り上がっていた頃だったと思います。
練馬区民にとってとしまえんは、練馬まつりや練馬産業見本市、毎年振袖姿でジェットコースターに乗る写真が報道される成人式のほか、区の賀詞交換会などの行事も行われています。これからいろいろなところで影響が出てくるのかな、と思います。
ハリーポッターのテーマパークになる見通しとの報道ですが、人の流れに加えて練馬のイメージも大きく変わりそうですね。
Twitterでも多くの人が言及していましたが、アールヌーヴォーのメリーゴーランド、カルーセルエルドラドはぜひとも残して欲しいもの。
テーマパークに使用される以外の土地は大規模な公園になるとのこと。パリのチュイルリー公園のように、木立の中に自然にカルーセルが配置されているというのも、もし実現したら素敵だと思うのですが、管理上難しいでしょうか。(東京都、あるいは練馬区の担当者様、いかがでしょう?)
※写真は練馬まつり搬入日と当日の様子
※このコラムは、2020年2月4日掲載「マイベストプロ東京」藤原ユカコラムより加筆修正して移行しました。
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